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お題8、不安定な心の距離

自分の好きな人には、好きな人がいる。
「はぁ、嫌な恋、しちまったな~。」
当麻は自分の中にある気持ちを持て余しており、それを少しでも発散させようとため息をついた。
ステイルのインデックスへの固い決意。
なぜそれが自分へと向いてくれないのだろうか。
「そんな、お姫様みたいに守ってもらおうって思っちゃいないけど・・・。」
それでも、あんなにも一途な思いを向けられたい。
「・・・無理だよな~。」
無理に決まっている。
まず、自分は男で、彼も男。
そこからすでに間違っているのだから。
「じゃあ、ステイルに幸せになって貰いたい。」
インデックスもステイルの事が好きになればいいのに。
そうすれば、大好きなステイルも、大切なインデックスも、幸せでいられる。
「で、俺がその幸せを守ればいい。」
この右手で。
当麻は右手を掲げて、決意を固める。
しかし、その決意はすぐに揺らぎそうになる。
「・・・ステイルを愛しているんだ・・・。」
その心を忘れる事ができないから。

自分は君のどこにいればいい?友人?恋人?他人?ライバル?
不安定な心の距離を、決められない。


お題9、他人だったのに

少し前は、他人だった。
それが、今では友人で、これからは・・・。
「親友に、なれたらいいよな。」
「突然なんだい?」
10月の初め、ちょうど遊びに来ていたステイルに、言ってみた。
「いや、ステイルと出会って、もう少しで3カ月くらいだなーって思って。」
「・・・まだ、それだけしか経ってないんだよな。僕としては、もっと長い時間に思えるよ。」
「だよなー。」
いろいろあった。
錬金術師との闘い。
法の書を巡る闘い。
そして、大覇星祭での闘い。
その間に、ステイルはちょこちょこと、学園都市へと遊びに来てくれていた。
「・・・こうなるとは、思わなかったよ。君との出会いは、最悪に近かったからね。」
「・・・ま、まぁな。」
ステイルの言葉に、当麻は曖昧に頷いた。
当麻の記憶にない出会い。
敵同士としての出会いだったらしいが、あの日以前の記憶を失ってしまった当麻には、分からない事だ。
当麻のステイルとの最初の記憶は、仲間としての出会いだ。
「でも、今は、インデックスのおまけとしてなら、会ってもいいと思えるね。」
「おまけかよ。」
好きな人からの、この扱い。
当麻は少しへこんだ。
「・・・俺は、ステイルと会えるの、嬉しいぜ?」
思いきって、言った。
「そうかい?」
冗談だと思ったのか、ステイルは肩をすくめて、苦笑した。
「やっぱりさ!友達と会うのは、誰だって嬉しいもんだから・・・。」
少し恥ずかしくなり、当麻は慌てて、そんな言い訳めいた言葉を言う。
「そうだね。まぁ、だけど、僕は君と友人になったつもりはないけどね。」
「ひでっ!」

記憶を失う前は、他人だったのに。
記憶を失ってからは、軽口を叩けるくらいに、仲良くなれました。


お題10、「私も、好きです」

たぶん、これが最後だ。
これが最後のチャンス。
ステイルと話す事ができる、最後のチャンスだ。
「ステイル、前、親友になれたらいいって思ったけど、あれ、嘘だった。」
『何を言ってるんだ!そんな僕は今から死にますって会話はしたくない!』
「俺、お前と恋人になりたかった。」
『なっ・・・!?』
通信機ごしでも、ステイルの驚きが伝わってきそうな程の驚愕の声。
「俺、ステイルの事が好きだ。」
そう言って、当麻は通信機へと拳を振り上げる。
『っ僕もだ!!』
それは、当麻を止めようとして、咄嗟に出た嘘だろうか?
それとも、本当?
『僕も、君の事が好きだ!だから、君は』

ガシャン

通信機は壊れ、もう、ザー、というような雑音しか聞こえなくなってしまった。
「・・・ステイル、ありがとな。」
当麻は、そう呟き、走り出した。
天使という幻想をぶっ殺すために。
「でも・・・。」
ステイルと両想いという幻想は殺さないでおこう。
「大切に・・・。」
天国へと持って行くよ。


『僕も、好きだ。』
幻聴でもいい、幻想でもいい
ステイルが、好きです。



お久しぶりです。
実家に帰って、父上のパソコンを治していました。
いや、簡単な事だったのに、けっこうなお小遣いが入ってウハウハです。
しかし!そのお小遣いは、ほぼ全て、新幹線代へと消えるんですがね(泣)

で、実家に帰って、土日はぐだぐだしてました。
たまにはいいですよね。
さー、レポートのオンパレードがんばろうかー。

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