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※一応注意書き※
 ディープキス表現ありますよー。
 思いっきり軽いけれども。


Know Love ⑧


唇を静かに離す。
「ステイル・・・。」
呆けた顔をした当麻が目の前にいた。
「僕は・・・。」
君の事が好きだ、そう続けようとして、ステイルはできなかった。
自分と彼は男同士だ。
そして、彼には好きな人がいる。
渡さないと宣言したが、具体的にどうやって彼を自分へと引きとめる方法など、知らない。
どこか遠くへ、彼が行くなんて・・・。
「ステイル、俺、大切にする!」
「・・・へ?」
不意の当麻の力強い声にステイルはキョトン、としてしまう。
その間に当麻はステイルの手を両手で握り、まっすぐとこちらを見てくる。
「俺、ステイルの事、大切にする。この世界で、一番大切にする。」
言葉が出なかった。
彼はその言葉を誰に向かって言っている?
「ステイル、俺、お前の事が好きだよ。」
先程、ステイルからしたのとは正反対に優しいキスが、当麻から贈られてくる。
目を閉じ、その感触を味わい、離れそうになると、思わず、今度は自分からキスを贈る。
「・・・ステイル。」
そうして、長く甘いキスを終えると、当麻がひどく嬉しそうに呼んだ。
「襲っていい?」

ガンッと痛そうな音が隣の土御門の部屋まで届いたそうだ。

「うう~、せっかく恋人になれた日の初めての夜が~~。」
当麻が頭を殴られたショックで気絶し、目覚めたのは翌日の朝だった。
ステイルはそんなウジウジとしている当麻を無視し、朝食を作るためにキッチンに立っていた。
「君はデリカシーがなさすぎる。いくら男同士でもムードっていうのは必要じゃないのかい。」
出来たサラダ、そして目玉焼きトーストを運びながら、ステイルはため息をつく。
「そっか~、じゃあ・・・。」
席に着いたステイルの腕を当麻が引く。
体が傾き、自然と当麻の傍へと寄る事になる。
不意に耳元に甘い声が聞こえてきた。
「抱きたい。」
ステイルの顔が一瞬で赤に染まる。
何かを言う前に、当麻はステイルの口を塞いできた。
驚いているすきに、舌が入れられる。
「ん・・・ふぁ・・・。」
水音が響き、ステイルの頭が快楽でぼんやりとし始める。
もっと、ほしい。
彼が、もっと・・・。
「って!今は夜じゃなくて朝だーーー!!」
何とか理性が欲望に勝ち、ステイルは当麻から離れ、叫んだ。
「ちぇ~。」
当麻は悪びれた様子もなく、それどころか、嬉しそうに笑っていた。
流されそうになった自分が恥ずかしく、ステイルはその笑顔から目をそらす。
「じゃあ、また今度、ステイルと二人っきりになれる時な。」
「いつになるか分からないけどね。」
当麻は笑いながら、ステイルは恥ずかしさで俯きながら、まずは朝食を取るのであった。







ハッと気付いたら、朝っぱらから2人が思いっきりイチャイチャしてました。
どうやって収集をつけようかと、悩む書き手な麗吹です。
皆さんの予想通り、上ステendなわけです。
あ、でもまだ1話あるよ。
ネタが思いつき次第では2話に増えるかもね!

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