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あくまでもパロディです。
原作設定を完全に無視しています。



「魔術を使う魔法名というよりむしろ―――殺し名かな?」

「カット!!お疲れさまでした。確認入ります。」
「じゃあ、休憩で、30分後にシーン43いきます!」
様々な声がスタジオ内に飛び交っていた。
監督、脚本家など、重役たちがカメラの前に集まり、何やら真剣な話をしている。
そして、先ほどまで声を上げ、駆け回っていた俳優たちは、やれやれと思い思いの休憩場所へと向かった。

ここは―――ドラマ・とある魔術の禁書目録の撮影現場

シーン42の撮影を終えたステイルは、思いローブとマントをスタッフに預け、喫煙所へと来ていた。
屋内の撮影は好きな場所でタバコが吸えないのが、たまに傷だ。
「あ、ステイルさん、お疲れ様です。」
と、そこへ、シーンで共演していた当麻が、ゆったりとした足取りで来た。
「君もお疲れ。さすが、監督期待のエースだね。新人にしては、いい演技だ。」
「そ、そんな事ないです。ステイルさんの方が遥かに凄いですよ。」
そう首を振りながら、当麻はステイルの横へとベンチに腰掛ける。
「もう手探りだらけで、撮影中なんて頭真っ白で、がむしゃらですよ。」
当麻は苦笑し、頬を指で掻く。
「いいんじゃないかな。作中の当麻らしくて。」
「・・・そうですね。」
「僕なんて、このなりで14歳設定だからね。大変だよ。」
「まったく14歳に見えないですけどね。」
「これでも仕草を少し子供っぽくしたりしるんだけどね。」
ステイルはタバコを吸っている事から分かる通り、二十歳以上だ。
今年、22歳になった。
「お互い、大変ですね。」
クスリ、と当麻が笑う。
「ああ、そうだね。」
ステイルもつられてほほ笑んだ。
「あ、そろそろ行かないといけないですね。」
当麻が言うので、時計を見てみると、もう開始10分前だった。
ステイルは、タバコを消して立ち上がろうとする。
ふと、当麻の挙動不審が目に入り、その動きが止まる。
なぜか、彼はキョロキョロとあたりを見回していた。
周りには誰もおらず、ステイルと当麻2人きりだ。
「・・・よし。」
当麻がよく分からない気合いを入れる。
そして、突然、頬にキスをしてきた。
「・・・が、頑張ってください!」
頬を真っ赤にして、当麻が叫ぶように言う。
「これは・・・どういう事大?」
尋ねると、当麻はきょとんとし、慌てて言い訳を始める。
「つ、土御門がイギリス風の激励って聞いて・・・。」
あの俳優はヒトをからかう事で有名だ。
「・・・クスッ。」
からかわれる程単純な当麻が面白く、ステイルは思わず笑ってしまった。
当麻が困惑顔を浮かべる。
日本人にとって、キスは非日常だ。
相当の勇気が必要だっただろう。
「・・・Good luck.」
その勇気に免じて、そのイギリス風の激励なるものを贈ろうではないか。
呟き、当麻の額にキスをする。
面白いくらいに当麻の頬が赤く染まった。
「じゃ、遅刻しないように。」
ステイルは、そう当麻の肩を叩き、スタジオへと向かった。


「・・・~っ。」
憧れだった。
ステイルは子役時代から、当麻の憧れだ。
彼を見て、俳優になりたいと思ったのだ。
そんな彼と共演でき、しかも、激励された。
キスとともに。
「やべーな・・・。」

憧れが、今、好きに変わってしまった。




結局上ステだけどね。

拍手[2回]

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それほど、心の余裕と時間があるって事で。

最近好きなキャラ→ぬら孫の鴆・雅次、少陰の真鉄
いつか夢を書きたいなー・・・。

書きたいものが多すぎて、何を書けばいいのか分からなくなります。

でも、まぁ、今は上ステで。
つづきから、昨日の続き。

拍手[4回]

22巻のネタバレ含みます。

『なぁ、せっかくの大覇星祭なんだぜ!皆で写真撮ろうぜ!』

そして、頼んでもいないのに送ってきた写真。
仕方がなく、女性に無理矢理贈られて、空だった写真立てに入れた。
映っているのは、たくさん。
そこには、当麻とインデックスと姫神と土御門と・・・名前も知らない彼の友達たち。
撮ったのは夜だったから、映りが悪い悪い。
それでも、ちょっとは嬉しくて飾ってしまっていた・・・。


「アニェーゼ、君はあっちを頼む。」
第3次世界大戦後、ステイルはローラに押しつけられた後処理に追われていた。
有能な世界の統治者たちが混乱を収めているとはいえ、未だ混乱は続いているのだ。
忙しくて、あの事を考える余裕なんてなかった。
「ステイル、ここはもう大丈夫でやんすよ。最近寝てねーでしょ。休んでくだせー。」
アニェーゼがステイルの持っていた書類を無理矢理奪い取る。
口では、ステイルを気遣うような優しい言葉だったが、目は「さっさと休め。」と有無を言わせない迫力があった。
確かに、ここ1週間、ステイルはまともに寝ていない。
2・3時間の仮眠を取っているとは言っても、その仮眠でさえ、悪夢にうなされて、まともに眠れていない。
「・・・ああ、そうするよ。」
仕方なく、ステイルは頷き、自室へと足を向けた。
途中、神裂に会い、インデックスの様子を尋ねる。
神裂は首を横に振った。
上条当麻の事を知ってから、インデックスは部屋に引きこもってていた。
彼女は、ここ1年半の記憶しかない。
そこで初めて遭った、近しい人の死。
しかも、彼女の命の恩人だ。
ショックを受けるのは、当たり前だ。
「・・・僕も少し様子を見に行ってみる。」
ステイルがそう言って、インデックスの部屋へと踵を返すと、神裂が不意に声を上げた。
「ステイル。」
足を止める。
「貴方は、大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫なわけ、ないさ。」


どんなに、いがみ合っても、どんなに、喧嘩しても・・・。
本当は好きだったんだから。
休日に当麻とインデックスに会うのが、とても楽しみで。
3人で夕食を食べたり、遊びに行ったり・・・。
少しでも、笑顔で、日常を過ごせた事が、嬉しかった。


「でも、もう、そんな日常が過ごせないんだ・・・。」




上ステ 恋人設定→ステインで、傷の舐め合い
上→←ステ 最後に当麻は告白して、ステイルの返事も聞かずに死んじゃって・・・・
上→ステ  やっぱり、最後に当麻は告白して、ステイルはどうすればいいのか分からず・・・
当麻の事を忘れようと無理に仕事をして倒れる。

当麻、早く帰ってきて!!

23巻が待てずにいろいろ妄想しています。

拍手[0回]

若干、22巻のネタバレあり。
まだ読んでない人は、読まない方が・・・というか読んでないとどういう状況か分からないです。



「上条当麻!何をやっているんだ!」
無線機に怒鳴り声を上げる。
しかし、帰ってくる言葉はない。
「君は死ぬ気なのかい!!」
構わず、ステイルは怒鳴り続ける。
「君の帰りを待っている人間はたくさんいるんだぞ!インデックスはどうするつもりなんだ!あの子は、君の帰りを・・・・信じてるっ!」
『・・・ステイルも?』
ようやく返ってきた返事はふざけたものだった。
「悔しいけど、そうだよ。早く帰ってこい!!」
『・・・サンキュ、でもわりぃ。』
せっかく正直に話してやったというのに、その言葉はないのではないだろうか。
『イギリスでの頼みごと、延長でよろしくな。』
途端、ガガッっと無線機が嫌な音を立てて沈黙した。
「・・・あのバカが・・・。」
もう、ステイルには拳を握りしめて、悔しがることしかできなかった。


22巻ようやく読みましたーvv
この頃、忙しかったんですよ;
そして、鎌池さんありがとう・・・・最後にステイルと当麻を絡ませてくれて・・・。

詳しい感想は後日、時間がある日に

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