忍者ブログ
ぐだぐだな日記&小説の作成状況
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
麗吹
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
P R
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

注意!

戦国BASARAのへ・た・鬼パロです。
BASARA歴2ヶ月が書いているので、キャラの性格等がおかしいです。
ゲーム上の時間軸をガン無視してます。

今回はNGシーン舞台裏なので、オリキャラが出てきます。

OKって人はつづきから

⑯シーン62 金庫を開けよう 舞台裏

『演出ー、人形確認してー。』
『ザビー人形がありましたー。』
『じゃあ、○ク人形に変えてー。』
『はーい。』
もうパターンが読めているらしく、監督が淡々と確認作業をする。
「演出、我が変えてこようぞ。」
毛利は横を走り抜けようとする演出の手元から人形を抜き取った。
『え、う、うん?』
演出は唖然とするが、素直に頷く。
良い手駒だ。
『準備いいー?』
毛利が人形を置き終わった時、ちょうど声がかかった。
役者が思い思いにOKと合図する。
『じゃあ、ゆっきーが鍵を開けるところから・・・・・・・・・・・・・・・・!!!』
監督が早くも気付いたらしい。
セットに駆け寄ってくる。
毛利は舌打ちし、元親を金庫のある部屋に押し込んだ。
ちなみに、鍵はフリで実は開いている。

書き物机に置いてあったのは、監督秘蔵のちび姫若子人形であった。

『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
回収が間に合わなかった監督と、見てしまった元親が固まる。
元親は不意に人形を掴むと、問答無用で手の中で燃やした。
『あう!半日かけて作ったのに!』
監督がショックの声を上げる。
「か~ん~と~く~。」
そして、元親は笑顔で今度は監督の頭を掴む。
ビクリと面白いぐらいに監督の肩が震えた。
『ごめんさい、マジでごめんなさい、すみませんでした・・・。』
涙目で監督は平謝りしているが、元親の目はまったく笑っていない。
「休憩にするか。」
元親が怖いくらい優しく言った。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。』
監督は泣きながら、元親に連れられてどこかへと行ってしまった。

とても良い気味であった。



⑰シーン62 金庫を開けよう NGシーン

「はっ!?あんた、どうやって開けたんだ!?」
あまりの早技に元親は驚きの表情で毛利を見る。
「単純な事よ。先程人形が歌った珍妙な歌、その音を全て琴の音色に置き換えたのみよ。」
毛利は軽く言うが、音感に優れた者でなければ、できない芸当だ。
(さすが、学バサで作曲しているだけある。)
「いくら貴様でも琴の楽譜は一から巾で書かれている事ぐらい知っておろう。」
実は、元親は知らなかった。
「先程の歌の音は、3階にある琴で言うと、五から十の音色にあてはまった。そのうち、弦に赤い印が付いていたのは五・六・七・九よ。」
毛利は鍵を手に取り、札をつけるための紐に指をかけ、鍵を回す。
「赤い印は1本の弦につき、1つ。そして、弦から垂直に見て、同じ場所にはついておらんかった。楽譜が右から左へ見る事から、印が一番右についていた九が始め、と順に見て行くと・・・この箱の番号は九六五七となる。」
「・・・・。」
さすがとしか言えない推理に、元親は唖然と毛利を見た。

なぜか沈黙が降りる。

「・・・あ、俺か。」
『カットー。』
監督から呆れたカットが入る。
「長曾我部・・・我の長台詞を無駄にしおって・・・!」
七とか噛まずに言うのは大変なのだ。
「わ、わりぃ・・・。」
「今度、失敗したら覚えておれ。」
毛利は元親を睨みつけ、監督に合図を送った。
『じゃあもう1回。シーン62、TAKE2行くよー。』


⑱シーン62 金庫を開けよう NGシーンTAKE2

「はっ!?あんた、どうやって開けたんだ!?」
あまりの早技に元親は驚きの表情で毛利を見る。
「単純な事よ。先程人形が歌った珍妙な歌、その音を全て琴の音色に置き換えたのみよ。」
毛利は軽く言うが、音感に優れた者でなければ、できない芸当だ。
(さすが、学バサで作曲しているだけある。)
「いくら貴様でも琴の楽譜は一から巾で書かれている事ぐらい知っておろう。」
実は、元親は知らなかった。
「先程の歌の音は、3階にある琴で言うと、五から十の音色にあてはまった。そのうち、弦に赤い印が付いていたのは五・六・七・九よ。」
毛利は鍵を手に取り、札をつけるための紐に指をかけ、鍵を回す。
「赤い印は1本の弦につき、1つ。そして、弦から垂直に見て、同じ場所にはついておらんかった。楽譜が右から左へ見る事から、印が一番右についていた九が始め、と順に見て行くと・・・この箱の番号は九六五七となる。」
「・・・・。」
さすがとしか言えない推理に、元親は唖然と毛利を見た。
「いや、さすが智将って呼ばれてるだけあるよな、あんた・・・。」
「・・・・・・・・。」

再び、沈黙が降りた。

『カットー、毛利ー、気抜いたでしょー。』
再び監督の呆れたカットが入ってしまった。
「くっ・・・!」
毛利は悔しさに歯噛みした。
『ドンマイ、就様!』
演出の言葉が虚しくスタジオに響いたのは、気のせいだろう。
・・・おそらく。


⑲シーン64 球を壊す前に 舞台裏

『ずんだの準備いいー?』
『OKでーす。』
『ずんだ、次はいっぱい撮るからねー。』
監督が演出と会話している。
「なぁ、そのずんだっていうの、止めねぇか?」
それに、出番待ちの政宗は加わった。
「ずんだを見るたび、あのcrazyな本多が思い浮かんで食べれなくなりそうでよ・・・。」
『じゃあ、改名?えー、どうしよう?』
監督がむー、と考え込む。
「ダミー本多でいいではないですか!」
そこへ宗麟が加わってくる。
「そりゃ洗礼名じゃねぇか。俺達が使うのはなぁ。」
政宗は呆れたように言った。
そして、監督へ紅茶を持ってきた雑用が加わった。

『ダミー本多・・・略してホンダミーとか?』

『それだ!』
「Oh.Nice!」
監督と政宗の声がハモる。
『おーい、これから、ずんだの事ホンダミーだからー。』
監督が皆に決定事項を伝え始める。
『え、ちょっ、決定!?いいのこんなんで!』

戸惑う雑用は無視である。



⑳シーン71 IF元親 NGシーン

『俺はもう長くない。だったらこの命、友達を生かすために使わせてくれねぇか?』
『馬鹿を言うな!これは元々私の浅慮が招いた事だ!そのためにお前を死なすなど・・・!』
『なぁ。』
元親はまるでこちらの話など聞いていないかのように、軽く話し始める。
『俺、あんたの笑った顔って見た事ねぇんだよな。最後くらい見せてくれねぇか。』
ほら、と元親は笑って見せる。
『最後などと言うな!いくらでも見せてやる、だから・・・。』
いやだ、と三成は顔を横に振る。
『・・・一緒に帰ろう。』

「・・・ぷっ。」

思わずと言った感じで、元親が笑い始めた。
『カットー、三成ー、笑ってー。』
監督が苦笑気味に言う。
「私は笑っている!」
三成は顔を赤くして怒鳴るが、監督の苦笑は治まらなかった。
「石田、ニー。」
元親が手本と言う様に笑顔を見せる。
「・・・こ、こうか・・・?」
見よう見まねで三成は表情筋を動かすが、皆の反応から上手く言っていないようだ。
「ニー。」
「にー。」
『にー。』
監督までセットに上がって加わってくる。
「三成君、こうだよー。」
しかも半兵衛様まで。

そして、半々刻後。

「三成君が笑ったよ!!」
『わー!!』
半兵衛達が盛大に喜んでいた。
 

拍手[1回]

PR
Comment
name
title
color
e-mail
URL
comment
pass
Trackback
Trackback URL:
[124] [123] [122] [121] [120] [119] [118] [117] [116]
忍者ブログ [PR]