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注意!

戦国BASARAだよ。
BASARA歴1ヶ月ちょっとが書いてるよ
キャラがおかしいよ
へ・た・鬼のパロだよ
ホラー・グロ要素が満載だよ!

ようやく政宗登場!

OKって人はつづきから

それから毛利は屋敷を4階から見て回った。
しかし、2・3階ともに、ほとんどの扉が閉まっていた。
元親がいるはずの部屋では、なぜか押入れが鉄の扉になっていたが、無視した。
そして、1階。
開かなかったはずの左廊下奥の扉。

なぜか、手をかけると簡単に開いた。

毛利は中の気配を探りながら、慎重に扉を開ける。
「・・・暗いな。」
窓の鎧戸が閉まっているようで、部屋の中は暗闇で満ちていた。
良く見ると、正面の鎧戸が僅かに開いていた。
例外的に窓の扉は開閉できるようだ。
しかし、窓には木の格子が全てに付けられているので、そこから出る事はできない。
こう暗くては探索もできないので、毛利は扉を開けたまま中へ入り、窓へと近づく。

ゆら

何かが動く気配を感じ、毛利は瞬時に振り向く。
しかし、そこには何もいなかった。
暗闇が静寂を持って佇むのみ。
部屋の奥に広がる暗闇はただただ、そこにあるだけ。
毛利は再び、窓へと顔を向けた。
早く、開けてしまおう。

バタンッ

途端、扉が勢いよく閉まり、部屋の中を闇が覆った。
「しまっ!」
毛利は慌てて窓の鎧戸を開け放った。
「っ!?」
そして、目に飛び込んできたのは、緑の本多が槍を振り上げる姿。
毛利は横へと飛び、なんとかその槍をかわす。
ガキンッ
先程まで毛利がいたところに、火花が飛び散るほどの強打が振り下ろされる。
(・・・さてどうしたものか。)
刃で切っても、本多には効かない。
どう攻撃すれば、奴を倒せるだろうか。
本多は大ぶりな一撃では避けられると考えたのだろう。
素早い突きを何度も繰り出してきた。
毛利はそれを輪刀ではじき返す。
そして、10手目でできた本多の隙を突き、毛利は一旦距離を置く。
「日輪に捧げ祭らん!!」
毛利は輪刀を頭上へと掲げ、光を宿す。
その様子はまさに日輪そのものであった。
ギッ
強烈な光に本多の動きが鈍る。
(好機!)
そう毛利が思った瞬間、本多は鎧戸に手をかけ、閉じた。
「チッ!」
再び暗闇が支配する。
だが、もう部屋の中の配置は記憶済みだ。
毛利は瞬時に扉を開け放った。

「・・・消えたか。」

光が戻った部屋の中には、本多の姿はどこにもなかった。
再び、一瞬にして、消えた。
キラリ、と部屋を見回すと、目の端に何かが光るのが見えた。
奥は風呂場のようで、浴槽の中に水が溜まっていた。
そこを覗き込むと、底に鍵が落ちていた。
仕方なく、毛利は手袋を取り、水の中に手をつける。
そして、鍵を拾った。
札には、「2階寝室南西」と書かれていた。
「あそこか・・・。」
毛利はどこからか手ぬぐいを取りだし、手を拭き、手袋をはめ直した。
そうして、毛利は2階へと上がった。
南西にある部屋へ向かい、鍵を開ける。
部屋の隅に蒼い姿が見えた。
ようやく、見つけた。
毛利は小さくため息をつくと、部屋の中へと一歩踏み出した。

それは、気まぐれだった。

ふと、鍵をかけておこうと思ったのだ。
本多がどこからやってくるか分からないが、念のために。
毛利は扉の鍵をかけた。
ここの扉は不思議な作りをしており、内と外、両方から鍵を使って開閉する仕組みだった。
錠開けの得意な者でもいれば、簡単だっただろう。
しかし、ここに来た者には、そんな特技の者はいない。
毛利は扉から踵を返し、部屋の隅へと向かった。
「っ!?誰だ!」
後ろに立った気配を感じたのだろう、その者はいきなり切りかかってきた。
「落ち着け、我ぞ。」
毛利はそれを輪刀で軽く受け止める。
「あ、Sorry、毛利か。」
その者は刀を下し、安堵のため息をつく。
「無事だったか、伊達。」
ようやく、政宗を見つけた。

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