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注意!

戦国BASARAのへ・た・鬼のパロです。
ゲーム未プレイが書いているので、呼び方・口調・性格などおかしいところが多々あります。
ゲーム上の時間軸をガン無視してます。
ホラー・グロ要素がある場面があるので、苦手な方は注意してください。

家康・光成登場

OKって人は続きから。

「おお!この屋敷ですね!ザビー様、今行きます!」
宗麟が古い屋敷を見上げて、歓喜の声を上げる。
「へぇ、本当にあったんだね。噂だと思ってんだけど・・・。」
半兵衛は感心した様子で屋敷を観察している。
「この寂れた感じが肝試しには持って来いだね。」
慶次が楽しそうに、庭を眺めていた。
「でも、市、ここには私のお友達、探せそうにないの・・・。」
そんな3人と対照的に、市は怯えた様子で館を見る。
「そうだな、わしもここはあまり楽しい場所に見えない。」
家康も不安そうな顔で屋敷を見上げた。
「ふん、幽霊ごときで怯えるとは。小物らしいな、家康。」
三成は不機嫌そうに皮肉を言う。
それに、家康は苦笑いをしただけだった。
ここにはそれぞれの目的で来た6人。
家康、慶次は親睦を深めるための肝試しの下見。
半兵衛は面白そうだからと見に来、三成はその共だ。
宗麟は誰が言ったのか、ここにザビーがいると聞いて。
お市は幽霊と言う名の友達を探しに。
珍しい組合せの6人だが、道中の1刻は何事もなかった。
「じゃあ、ちゃっちゃと見て回って、さっさと帰ろうや。早く帰んねぇと利達に全部飲んで食われちまう。」
慶次がニッと笑って、玄関の戸へと手をかける。
「そうだね。広そうではあるけど、手分けして見て回ればすぐに見終われると思うよ。」
半兵衛の言葉に、家康は頷いた。
「さぁ、行きますよ!フリーター前田!」
その間に宗麟が慶次を押し退け、屋敷の中へと入っていく。
「ちょ、宗麟!その呼び方だけは勘弁してくれよ!」

こうして、あの屋敷の中に、新たに6人が入っていった。

「中は意外に綺麗なんだな。」
へぇ~と慶次が屋敷の中をキョロキョロと眺めている。
「ん?三成。お前は半兵衛殿と一緒に行かなくて良かったのか?」
所在なさそうに佇む三成を見、家康は首を傾げる。
半兵衛は、お市、宗麟と共に2階へ行ったはずだ。
「ふん、半兵衛様に、1階を任せた、と言われたからな。」
三成は相変わらず不機嫌な表情で言う。
「で、どうする家康。3手に分かれるかい。」
慶次が3方向、それぞれに伸びる廊下を示す。
「そう、」

カシャン

家康が頷こうとした時、何か音が聞こえた。
「・・・・・・早く見て、帰った方がようさそうだな。」
三成が少し震えた声で言った。
「なんだ、怖いのは家康じゃなくて三成さんの方だったのか。」
ははっ!と慶次が豪快に笑う。
「・・・貴様、私を愚弄するのか・・・。」
三成は額に青筋を浮かべ、刀へと手をやる。
「まぁまぁ、三成、落ち着け。こんなところで暴れてみろ。屋敷が崩れたら半兵衛殿が危ないぞ。」
家康の言葉に、三成は小さく舌打ちをすると、手を下した。
「じゃあ、さっそく3手に分かれて――――――」
家康の目の端に、何か緑色の物体が映った。

そして――――――――――

「さて、どうしますか?マスカレイド竹中。」
宗麟は半兵衛に上へ行く階段を示す。
「ます・・?そうだね、外から見た限りだと、上の階は部屋が少ないみたいだ。1人で十分だと思うよ。」
半兵衛は宗麟の呼び方に首を傾げるが、とりあえず質問に答える。
「・・・・・・・・・・・・じゃあ、市が行く。」
不意に市が進言した。
「どうしたのですか、ブッラクエンジェルお市。顔が真っ青ですよ?」
宗麟は首を傾げ、市の顔を覗きこむ。
「ここ、嫌・・・。全部、全部、食べられてるの・・・。それに、ぐちゃぐちゃなの・・・。この階は特に・・・多いから・・・。」
市は震える声で、身体も震わせ、呟く。
「しかし、女性1人を歩かせるわけにはいかないよ。」
何が起こるか分からないのが、この時代だ。
半兵衛は反対だと、首を横に振る。
「では、マスカレイド、私も3階へ行きましょう。ここにザビー様の気配はありませんし。」
そう言うと、行きますよ、とさっさと宗麟は階段を上って行ってしまった。
市は静々とそれについていく。
「ふぅ・・・。」
半兵衛はため息をつくと、先程から気になっていたモノへと意識を向ける。
「・・・異臭?」
それは屋敷の南東の部屋から嗅ぎ取れた。
 

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