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注意!

戦国BASARAのへ・た・鬼パロです。
BASARA歴2ヶ月が書いているので、キャラの性格・呼び方・口調がおかしいかもしれません。
ゲーム上の時間軸をガン無視してます。
グロ・ホラー要素が満載です。

アニキと三成と市ちゃんが活躍☆

OKって人はつづきから

P.S.
ごめんなさい;
ゆっきーとそーりんの場面がなんかテンション上がらなくて書けませんでした;
だから、ぶったぎった☆(これだから使えぬ駒は)うるせー毛利。
これからはまた、毎日更新再開です。
15日までには論文終わらせる予定なので、そこからは禁書とハトアリも頑張ります。

「よし、全員行ったな。」
受け止めていた槍を元親は碇槍で弾き、大きく後退した。
市も元親に続いて、大きく後退する。
しかし、その方向は元親とは別方向だ。
三成も合わせると、3人は緑の本多を三角形に取り囲んだ形となる。
「石田、市の字!アイツの弱点は胴体だ。なんとかして胴体の鎧をぶっ壊すぜ!」
元親は碇槍に炎を宿し、本多へと向ける。
「そうか。」
三成はそう頷くなり、いきなり居合切りを本多へとくらわす。
しかし、本多はその一撃を槍で受け止めた。
「今・・・。」
市が本多の背後から黒い手が鋭い爪で薙ぎ払う。
本多は槍を素早く動かし、全ての攻撃を塞いだ。
三成も市の攻撃に合わせて、刀で切りつける。
さすがの本多でも全ての攻撃は防ぎきれず、徐々に首や手首が切られ、黒い靄が漂い始める。
しかし、肝心の胴体には一撃もくらわせられないでいた。
元親は碇槍を肩に担ぎ、3人の攻防に神経を集中させる。
「あっ・・・。」
市が槍に押され、声を上げて後退する。
「市の字!!」
その時、逼迫した声を元親は上げた。
声に反応し、三成の気が本多から市へと逸れてしまった。

ギュィィィィン

その時、本多が一際高い機械音を出し、槍を振り上げた。
「っ!」
慌てて三成は視線を本多に戻す。
しかし、いくら神速を誇る三成でも、隙を付かれた攻撃は避けようがない。

「海賊の流儀ってヤツ、教えてやるぜ!」

だが、隙が出来たのは本多も同様だ。
元親は碇槍に炎を宿し、大振りの攻撃のためにがら空きの胴体へと、切っ先を叩きこんだ。

ピシッ

本多の胴体に皹が入った。
そのまま、元親は碇槍を何度も本多へと叩きつける。
市は元親へと振り下ろされようとする槍を黒い手で押さえつけた。
しかし、皹は大きくなるばかりで、胴体の鎧を壊すまでは至らない。

ギュィィィィィィン

そして、本多はついに黒い手を振り払い、槍の一閃を元親へと放つ。
「くっ!」
元親はそれを碇槍で何とか受け止めるが、強い攻撃に身体が吹き飛び、壁へと叩きつけられる。
「がっ!」
衝撃に息が詰まる。
しかし、元親は笑った。

「死色の翅翼よ、私を抉れ。」

三成の放った居合の一閃が本多の胴体に走る皹へと、正確に放たれた。

パキンッ

本多の鎧は砕かれ、それと共に、本多は静かに消えて行った。
「長曾我部!私を利用したな!」
直後、三成が憤怒の表情で詰め寄ってくる。
「悪ぃ。けどよ、俺も一撃くらったんだ。相子にしといてくれよ。」
ゲホッと元親は咳をし、痛みの走った背中に顔を顰める。
「・・・ふんっ。まぁ、よかろう。倒せたのだからな。」
三成は仕方ないといった表情で、片手を差し出してくれた。
「ありがとよ。」
元親はそれに笑い、三成の手を握った。
勢いよくひかれ、元親は立ち上がる。
「さてと、集合は3階の琴の部屋だったか?」
元親は手放してしまった碇槍を拾い上げ、肩に担いだ。
「や・・・。」
パリンッ
不意に市の声が聞こえ、何かが割れる音がした。
「市の字?」
元親と三成が振り返ると、市の目の前の箪笥が開いており、床には水晶の玉の様なものが割れていた。
「ごめんなさい・・・箪笥から何か感じて・・・開けたら、お日さんとお月さんがぐるぐるしてたの・・・見てたら・・・・・・気持ち悪くて・・・・。」
市はおどおどと元親達と割れたものを交互に見る。
「なんだ、これは?」
三成が市へと歩み寄り、床の割れたものを拾い上げる。
元親も近寄り、三成の手元を覗きこんだ。
透明な水晶で作られた球で、中は空洞だった様だ。
床を見ると、太陽と月を模した宝石の様なものが落ちている。
拾い上げて見ると、太陽は日長石、月は月長石で出来ているようだ。
「でも・・・・・壊したら、市、少し楽なの・・・・時間がぐるぐるしなくて・・・。」
ふふふっ、と市が嬉しそうに微笑んだ。
「時間がぐるぐる・・・?時間が正常に戻ったって事か!」
元親はハッと顔を上げ、市へと詰め寄る。
「うん・・・・この部屋は、ぐるぐるしてないの・・・。」
市はぼんやりと扉を見た。
「・・・長曾我部、もしかしたら、他の部屋にも同じようなものがあるんじゃないか?」
三成は水晶を床に置き、それをさらに刀の鞘でパキンと割った。
「よし、市の字!その時間がぐるぐるしてる部屋を教えてくれ!片っ端からソイツを壊すぜ!」
元親の言葉に、市は頷き、扉へと歩み出す。
「時間が正常になったらすぐに、竹中と独眼竜も見つかるだろうよ。」
「・・・・ああ。」
三成が一瞬怪訝そうな顔をした。
しかし、すぐに興味なさそうに、いつもの仏頂面になってしまった。
「・・・?」
元親は首を傾げるが、市がもう既に扉から外へ出て行ってしまったため、深く考える事を止めた。




「1階で開いてなかった扉は・・・あの廊下の扉でござるな。」
階段を下りた幸村は左手に見える扉を指さした。
「意外とすんなり見つかりましたね。」
宗麟はさっそくその扉へと向かう。
「さぁ、ファイヤー真田!開けるのです!」
「承知した。」
幸村は頷くと、鍵穴へと鍵を差し込む。
そして、回そうとするが、鍵は引っかかった様に動かない。
「どうしたのです?」
宗麟が首を傾げて問うと、幸村は首を横に振った。
「鍵が合わないようでござる。」
「と言う事は、この扉ではないと?ではどこの鍵なんでしょう?」
「・・・そうでござるな・・・。1階で詳しく探索していないのは、あちらの部屋でござるな。」
そう言って、幸村は階段方向を指さした。
「では行ってみましょう。」
宗麟は詳しく考えることなく、歩き出した。
この屋敷にザビー様はいない。
ならば、早くこんな屋敷からおさらばしたいのだ。
左へと折れ、階段の横を通り、真正面の障子を開いた。
この部屋は鍵はまったくかからないようで、廊下側にも縁側にもたくさん並んでいる障子には、どれも鍵穴らしいものはなかった。
「変わったところはありませんね・・・。」
ほとんど何もない広い部屋だ。
棚や箪笥なども置いていない。
あるのは押入れぐらいだ。
唯一ある入って右側の押入れを宗麟は何の考えもなしに開けた。
開けた。
そう、開けたはずだ。

なのに、まだ引き戸は閉まっていた。

「・・・・?」
宗麟は今開けた引き戸を見る。
「ああ、引き戸の中にまた引き戸があったのですね。」
宗麟は納得して、まぎらわしい事を、と怒る。
「この引き戸を開けたら、また引き戸があったら許しませんよ!」
ああ、愛しの(略)で粉々にする、と誓い、宗麟は中の引き戸へと手をかける。
しかし、その引き戸は何かに引っ掛かっている様で、開く事がなかった。
「大友殿、鍵がかかっているようでござる。」
幸村が引き戸の鍵穴を指さす。
「では・・・その鍵はここのかもしれませんね。」
宗麟は幸村が持っている鍵を指さした。
「そうでござるな。試してみるでござる。」
幸村は頷き、鍵を鍵穴へと指し込んだ。
そして、鍵を回す。
カチャリと音がし、扉は開いた。
「こんなところにも扉があるとは・・・面倒臭い屋敷ですね。」
宗麟はため息をつきながら、扉に改めて手をかけた。
「大友殿、気をつけた方がよいでござるよ。」
不意に幸村が真剣な口調で言ってきた。
「新しい部屋にアレがいる確率は高いでござる。探索は慎重に・・・。」
「では、場所は分かった事ですし、皆さんと合流しましょう!」
宗麟はポンっと胸の前で手を合わせ、そう提案した。
幸村が強いとは言え、2人だけであんなモノに会うのは嫌だ。
では、たくさん強い者を連れてこればいい。
「・・・そ、そうでござるな。慎重に行動するに損はないでござろう。」
幸村は驚いた顔をしながらも、宗麟の提案に頷いた。
「では、ファイヤー幸村!3階へ参りますよ!ダミー本多も愛の力の前ではゴミも同然です!」
「承知。」
宗麟は意気揚々と階段へ向かった。
 

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