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注意! 戦国BASARAのへ・た・鬼パロです。
ゲーム未プレイが書いているので、キャラの口調・性格・呼び方等がおかしい時が多々あります。
ゲーム上の時間軸をガン無視してます。
ホラー・グロ要素がある場面があるので、苦手な方は注意してください。

キャラが増えてきた!
大変だ!

OKって人は続きから

P.S.忙しくてupできなかった・・・;

「幸村!」
いつの間にか本多の目の前にいる幸村に、慶次は目を丸くする。
「大丈夫でござるか!前田殿!」
幸村は険しい顔を本多に向けたまま、尋ねる。
「ああ、どうしてここに!」
「話は後でござる。すぐにこやつを倒してしまうゆえ、お待ちくだされ!」
そう言うと、幸村は二槍を構えた。
「燃えよ我が魂!!」
槍に炎を宿し、次々と強烈な一撃を本多へと繰り出す。
そして、ついに本多の胴体の鎧が砕け散る。
途端に本多の身体は透き通り、消えていった。
「すげぇな、幸村!あの本多忠勝をあっさり倒すなんて!」
慶次が感嘆の声を上げる。
「・・・前田殿、それも含め、状況をお互いに把握しようではござらぬか。前田殿はここへは一度、来ているはずでござろう。」
しかし、幸村は固い声で、そう言った。
4人はその言葉に怪訝そうな顔をする。
「何を言っている。私達はここへ来たのは1度目だ。それより、なぜお前が私達より先に来ている!出発したのは私達が先だったはずだ!」
三成が、怒った様子で幸村に詰めよった。
「そうでござる。だから、一度この屋敷に来て、もう一度来たのでは・・・。」
「だから!」
「はいはいはい!御二人さん、ちょっと待った!」
言い合いになりそうな幸村と三成を慶次が止めた。
「幸村、あんたがいるって事は、元就さんもいるんだろ?こういうややこしい話は頭のいい人にまとめてもらおうよ。」
「・・・そうでござるな。それに、ここではいつアレが襲ってくるか分からぬでござる。鍵のかかる部屋へ参りましょう。」
幸村は頷くと、こっちだと、4人を先導して部屋を出た。
「一体、何が起こっているのでしょうね?」
3人の話についていけなかった宗麟が首を傾げる。
「市も・・・分からないわ・・・。」
同じく市も首を傾げた。
そして、5人が2階へあがると、ちょうど毛利が目の前の扉からでてきた所であった。
「おお!タクティシャン!!」
「我が名をその名で呼ぶな!!」
「ちょうど良かったでござる、毛利殿!4人に会えたでござるよ!」
幸村は宗麟と毛利の掛け合いを総無視し、話始めた。
「しかし、政宗殿、徳川殿、竹中殿はおらぬでござった。」
「・・・・・・・・そうか。」
毛利は憮然とした口調で頷いた。
「長曾我部殿は?」
幸村は、たった今毛利が出てきた扉の奥を覗き込む。
「おお、真田。こっちは終わったぜ。」
すると、元親がちょうど押入れから出てくる所だった。
「何をやっていたのでござるか?」
幸村が不思議そうな顔で鉄製の押入れを眺める。
「・・・使わない事を祈るもんだな。できれば、使わずに済ましてぇ。」
元親は少しだけ寂しそうな目で、押入れを見た。
「長曾我部!真田!行くぞ!」
毛利がイライラとした口調で扉の外から怒鳴る。
「今参るでござる!!」
それに慌てて、幸村と元親は部屋の外へと出てくるのであった。


「さて、情報交換とするか。」
7人は屋敷の2階、南東にある囲炉裏の部屋へ集まっていた。
言葉を発した毛利が皆の顔を順々に見ていく。
「毛利、まずは貴様から話せ。」
三成が高圧的に命令してきた。
「そうだな。俺達はあんたらがこの屋敷に向かった後、俺、真田、伊達、毛利の4人でこの屋敷に向かった。」
毛利が何か文句を言う前に、元親が話し始めてしまった。
仕方なく、毛利は続きを話し始める。
「屋敷に入った後、我1人が異音がした台所へと向かった。」
「その後、すぐに拙者達はあの緑の本多殿に襲われたでござる。」
幸村が毛利の後を続ける。
「拙者達は逃走と戦闘を繰り返すうちに、離れ離れになってしまったでござる。」
「それを我が全て見つけ出し、合流した。」
毛利がやれやれといった目で、元親と幸村を見た。
「その後、屋敷を探索し、この部屋で休むことにした。日が、暮れておったからな。」
「・・・と言う事、一晩、この屋敷に居たって事かい?」
慶次が険しい顔で、毛利に尋ねる。
「ああ、しかし、晩に伊達が、消えた。厠へ行くと飛び出した後、すぐに追いかけようとしたが、跡形もなく、消えておった。」
毛利は深いため息をついた。
「朝になり、3人で探したが、見つからぬ。」
「そうか・・・。こっちは家康が消えた。」
慶次は渋い顔で状況を説明し始める。
「そして、マスカレイド竹中もです。」
それに、宗麟が付け加えた。
「私、マスカレイド竹中、ダークエンジェルお市は2階へ上がりましたが、私とダークエンジェルは3階へと二手に分かれました。見て回った後、2階へ戻った時には、マスカレイドは消えていました。」
「俺達の方は、あの本多忠勝は襲ってきたんだよ。」
慶次が宗麟に引き続き、説明し始める。
「3人で戦ったんだが、不甲斐ねぇ。俺と三成さんは攻撃で気絶しちまって、気付いたら、家康はいなかった。そんで、探そうと台所に行ったら、また本多忠勝と会ったってわけだ。」
「・・・我は長曾我部がいる部屋に行く前は、3階の書庫におった。」
毛利が呟く。
「え?」
それに、宗麟が目を見開く。
「貴様等は、この屋敷に来たのは1度目と言ったな。」
毛利の言葉に、4人が頷く。
「あの宴会場からここまでは1刻、我らが宴会場を離れたのは貴様らが出発して、半刻後だ。明らかに時系列がおかしいのは分かるな。」
「たぶん・・・この屋敷の時間が・・・狂ってるから・・・。」
市が静かに扉を見つめる。
「部屋と部屋・・・まったく違う時間・・・部屋と外・・・時間が違うから・・・・出られない・・・・。」
「やはりか・・・。」
毛利は深いため息つく。
やっかいな事に巻き込まれてしまった。
「だがよ、本多の方は家康を見つければ解決だろ。」
元親が楽観的に笑うのを、毛利はため息をつき、一言冷たく言い放った。
「このうつけが。」
「なっ!」
長曾我部が碇槍を手にするのを、幸村がまぁまぁと抑える。
「違う。」
不意に今まで黙っていた三成が口を開いた。
「あれは本多忠勝ではない。本多忠勝だとしたら、家康を襲うわけがない。それに、家康本人の口からも聞いた。『違う、アレは忠勝ではない』と。」

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