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注意!

戦国BASARAのへ・た・鬼パロです。
ゲーム未プレイが書いているので、キャラの口調・呼び方・性格がおかしいかもしれません。
ゲーム上の時間軸ガン無視です。
ホラー・グロ要素のある場面があるので、苦手な方は注意です。
宗麟・市の皆の呼び方は勝手に決めている部分が多いです。

宗麟と市のターン

OKって人は続きから

3階へ行った宗麟は、順々に扉を開けていく。
「・・・書庫ですね。タクティシャンが好きそうですね。」
「・・・誰?」
聞き慣れない名前に市は首を傾げた。
「伝説のザビー教信者です!」
「・・・そう。」
次の部屋には真っ白な部屋で真ん中に琴が置いてあった。
「・・・ここ、なんか嫌。・・・嫌・・・。」
市はふるふると首を振り、入る事を拒絶した。
「そうですか。では次へ行きましょう。」
宗麟は扉を閉めると、階段へ向かい、登る。
4階の部屋を覗くと、壁際に何かあるのを見つけた。
「おや、これはレバーですね。」
宗麟はレバーを見、次に横に貼ってある張り紙を見る。
「難解な説明書ですね。機械のレバーは使い方に詳しくない限り、触らない方がよいですよ。」
「そう・・・じゃあ・・・先へ行きましょ・・・。」
二人はレバーには指一本触れず、部屋を出た。
そして、向かいの部屋は物置小屋だった。
「・・・とても悲しい気持ちがする・・・。」
市は部屋の本棚を見て、呟いた。
「悲しいのはいけませんね。悲しみは愛を曇らすとザビー様も仰ってました。この部屋も早く出て方がいいでしょう。」
「そう・・・?」
市は首を傾げるが、宗麟は構わずに部屋を出ていってしまった。
「いいの、かな・・・?」
後ろ髪を引かれるが、市は、まぁ、いいのだろう、と部屋を出ていった。
「え、また無視!何で!」
誰か知らない人の声が聞こえたが、宗麟が先に行ってしまっていたので、無視した市だった。
廊下で宗麟は待ってくれていた。
「さて、4階まで見て回りましたが、ザビー様はいませんでしたね。」
少しがっかりな様子を宗麟は見せる。
「そう・・・どうする・・・?」
「2階に戻りましょう。マスカレイドと合流します。」
「・・・うん。」
市が頷くと、宗麟は踵を返し、階段へ向かった。

ドンッ

その時、何かが壁にぶつかる音が下から響いてきた。
「何・・・?」
ビクリと市は身体を震わせる。
「大方、フレンドリィ徳川とスライサー石田が喧嘩を始めたのでしょう。」
やれやれと宗麟は肩を竦める。
「ひかり色さんとやみ色さんが・・・?」
「ええ。・・・ああ!いつも愛を持ちなさいと私が仰ってもあの二人はなぜ聞いてくれないのでしょうか!」
宗麟は大袈裟な動作で嘆く。
「心配・・・市、戻らなきゃ・・・。」
市はふらりとした足取りで階段をおり始める。
「そうですね。そして、あの二人にザビー教の教えを説かなければ!」
そして、二人は2階へと降りた。
「・・・ますかれいどさんが・・・いない・・・。」
市が辺りを見回すが、半兵衛の姿は見えなかった。
「彼も1階へ行っているのでしょう。とても大きな音が響きましたし。」
宗麟は階段を指出す。
「・・・あそこ、かも・・・。」
しかし、市はある部屋を指さした。
そこは階段近くの部屋で、屋敷の南東に位置する部屋だ。
「じゃあ、そこを確認していなかったら、下へおりましょう。」
理由はまったく分からないが、それで気が済むなら、と部屋へ向かった。
そして、開けて目に入ってきたのは、緑色だった。
「あ、あれは――――!」
宗麟の目が見開く。
「タクティシャンの手ぬぐい!!」
なんとその部屋の囲炉裏近くに、薄緑色の手ぬぐいが落ちていたのだ。
『日輪命』と書いてあるので、毛利の物に間違いない。
「なぜこんなところに、タクティシャンの手ぬぐいが・・・。」
「・・・その人も、ここに来てるのね・・・。」
市の言葉に宗麟は首を横に振る。
「いえ、タクティシャンは来ていなはずですよ。フレンドリィが誘ったら、行かん、と一言断っていました。ああ、せっかくザビー様に会えるかもしれないというのに・・・。」
「ああ・・・みどり色さんの事だったんだ・・・・。」
ようやく市はタクティシャンが毛利だと分かったようだ。
「じゃあ・・・なんで・・・いるの・・・・?」
「私に分かるわけがないでしょ。とりあえず、マスカレイドはいなかったのですから、下に行きましょう。」
宗麟は市を促し、部屋を出る。
そして、1階へ向かうと、そこには誰もいなかった。
「おや?誰もいません。おかしいですね。」
宗麟はあたりを見回すが、人影は見当たらない。
あちらの廊下の奥かと、歩を進めると、袖を引っ張られた。
「あっち・・・。」
市が宗麟は向かおうとしていた反対を示す。
それは玄関から右へ行った、一番奥の部屋。
「怖いものがいるけど・・・やみ色さんもいる気がするの・・・・。」
宗麟は市の言葉に従い、そちらの部屋へと向かった。
そして、その部屋に居たのは――――

「ガンダム本多!」

緑色の本多忠勝であった。
「え、何その呼び名、なーんか気が抜けるんだけど・・・。」
慶次が朱槍で本多の槍を受け止める。
「ふん、そんな事はどうでもいい!足手纏いはさっさと逃げろ!」
その隙に三成が、素早い剣技で本多を切りつける。
「なっ!?」
しかし、本多は腕を切られ、足を切られ、倒れなければおかしいというのに、平然とその場に立っていた。
モヤモヤと黒い煙が切り口から吹きあがる。
「怖い・・・とても・・・とても・・・怖い・・・。」
市が宗麟の後ろに隠れ、ガタガタと震え始める。
「やっぱり、頭を狙わなきゃいけないんじゃない、の!」
慶次の朱槍が勢いよく本多の頭に直撃した。
すると、元々切られていた本多の頭は、ポーン、と飛び、床へと転がった。
ガラガラ、と同時に本多の身体が崩れ落ちる。
「ほらね!」
慶次が自慢げな笑みを浮かべた。
それに、不機嫌そうに鼻を鳴らすと、三成は腕を下ろした。
「よっ、二人とも、大丈夫かい?」
慶次も朱槍の矛先を下げ、こちらへと歩いてくる。
「ええ、私は大丈夫――――――!」
宗麟が応えようとしたその時、
「後ろ!」
珍しい市の切羽詰まった声が響いた。
慌てて慶次と三成が振り返るが、遅かった。
いつの間にか復活した本多がすでに、槍を振り上げていた。
間に合わない―――――

「真田幸村、参る!!」

4人の頭上を跳び越え、強烈な槍の一撃が本多へと喰らわされた。
 

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