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注意!

戦国BASARAだよ!
BASARA歴1ヶ月半が書いているよ!
キャラがおかしいよ!
へ・た・鬼のパロだよ!
ホラー・グロ要素満載の予定だよ!

ようやく4人が揃った!

OKって人はつづきから


昨日は書いてたらパソコンがフリーズして、データ消えたんだ!
テンション下がって書けなかったんだ!
すみません・・・;

幸村は笑顔を浮かべると、毛利へと近づいてきた。
「無事でござったか!怪我などはしておらぬでござるか?」
「ふん、我を誰だと思うておる。」
「そうでござったな。拙者の心配など無用でござるな。」
幸村はニカッと笑い、うんうんと頷いた。
閉口する毛利を余所に幸村は勝手に話を進める。
「毛利殿が様子を見に行ってすぐに、本多殿が襲ってきたでござる。けっこう派手に戦っていたでござるが・・・聞こえておったのなら、助太刀してくだされば良かったのに・・・。」
「・・・聞こえなかった。」
「・・・え?」
「音など、聞こえんかったぞ。」
「そ、そうでござるか・・・。」
幸村は不思議そうに首を傾げた。
この屋敷には確かに不可解な事が多い。
高さがあると言っても、そう広くない屋敷だ。
なのになぜ、今まで幸村と鉢合わせしなかったのだろうか。
それに、この屋敷は静かすぎる。
「あ!そうでござった!かたじけない、拙者達、思わず毛利殿を置いて逃げようとしてしまったでござる。結果的には、扉は開かなかったのでござるが・・・。」
急に幸村はそう謝って来た。
土下座でもしそうな雰囲気に、毛利はため息をついた。
「よい、同じ状況ならば、我でもそうするであろう。使えぬ捨て駒など切り捨てるべきぞ。」
「毛利殿は使えぬ手駒などでは・・・!」
「戦いに気付かぬ兵など、無能以外の何者でもなかろう。所詮、我も手駒の一つよ・・・。」
「・・・毛利殿・・・有難い。」
幸村はふわりとした笑顔を浮かべた。
それに、毛利は怪訝そうな顔をする。
「なぜ、礼を言う。」
「それにしても、この屋敷は一体なんなのでござるな・・・。障子は全て開かぬし、壊せぬ。それに結界のようなものが張られているようでござった。」
幸村は分かりやすく、話を変えた。
仕方なく毛利は、幸村に合わせる。
「閉じ込められた、か。」
「拙者もだいぶ屋敷内を歩き回ったのでござるが、出口の様な物はなかったでござるよ。それに・・・政宗殿や長曾我部殿にもお会いできんでござった。」
幸村は落ち込んだような心配そうな表情を浮かべた。
「あやつらなら、無事ぞ。2階の部屋に集まる手筈になっておる。」
「真でござるか!」
幸村の顔がパァッと輝く。
「では、さっそく参りましょう!」
幸村は毛利の腕を掴み、早くも扉へと向かって歩き出した。
「なぜ我の手を掴む!」
毛利はその手を振り払う。
「そうそう、毛利殿。ここの部屋の鍵を渡しておくでござる。拙者が持っていては失くしてしまいそうでござるよ。」
しかし、幸村は気にした様子もなく、平然と鍵を渡してきた。
毛利は呆れた様子で、その鍵を受け取った。
鍵の札には、3階書庫、と書かれていた。
幸村が扉を開け、部屋の外へと出、それに毛利は少し憮然とした様子で続いた。
そして、2階へと向かい、階段近くの部屋へ。
「!」
開けてすぐに目に飛び込んできたのは、あの緑色の本多であった。
「毛利、来るのが遅ぇんだよ!さっさと助太刀しやがれ!」
そして、元親の怒鳴り声もすぐに耳に飛び込んできた。
「真田!無事だったか。」
政宗は幸村の顔を見て、安堵の表情を浮かべる。
「政宗殿、長曾我部殿!直ちに、この真田幸村、助太刀するでござる!」
幸村は二槍を構え、本多へと駆けだした。
すでに本多は数十か所が切り刻まれているが、黒い靄を出し、平然と立っていた。
毛利は戦いの様子を冷静に観察する。
何か弱点はないだろうか。
「おい、毛利!お前も、戦いやがれ!」
もし弱点があるのならば、一番防御を高くするはずだ。
となると、胴体部分。
そこは固い鎧に覆われ、槍や刀でも切られていない。
「毛利!俺の声は聞こえてんだろう!戦え!」
先程から元親が怒鳴り声を上げている。
「あー、戦いの音がうるさくて聞こえんかったわ。」
毛利は仕方なく、相手をする。
「あぁ!思いっきり聞こえてんじゃねかよ!年で耳が遠くなったか?」
「・・・ほう、我を愚弄するか。よい覚悟ぞ。」
毛利は輪刀を手首に置き、そしてそのまま回転させ始めた。
徐々に速くなる回転。
「あの世へと送ってやろう!」
そして、毛利は輪刀を元親へと投げた。
「どわっ!」
しかし、元親は地面すれすれまで身を屈め、それを避けた。
「危ねっ!」
元親は毛利を睨みつけてくるが、毛利は鼻で笑うばかりだ。
そして、輪刀は元親が避けた先、本多の胴体部分へと当たった。

ガシャンッ

硬質な音を立てて、鎧が壊される。
「・・・・っ!」
毛利の身体に怖気が迸る。

鎧の中にあった目と・・・・目が合った。

毛利は幾人者強敵と相対した事がある。
そして、彼らが放つ殺気を受けた事もある。
だが、たった今感じた殺気はどれとも違った。
本能的な恐怖。
言い難い強烈な殺気。
敢えて言うならば、お市と相対した時と似ているか。

ニ ガ サ ナ イ

その目は、そう言っていた。
「大丈夫か、毛利。」
ポンっと肩をを叩かれ、毛利は手を振り払い、後ずさった。
「・・・長曾、我部・・・。」
我に帰ると、唖然とした元親がこちらを見ていた。
辺りを見回すと、いつの間にか本多は消えていた。
「大丈夫でござるか、毛利殿。」
幸村が心配そうに顔を覗きこんでくる。
「聞けば、毛利殿はあの本多殿とけっこう戦っていたという・・・疲れが溜まっておるのではござさぬか?」
「・・・そうかも、しれぬな・・。」
毛利は額に手をやり、ふぅ、と息をはく。
「・・・あの毛利が素直に頷くたぁ、相当だぜ。日も落ちてきた事だし、そろそろ休める場所を探すべきじゃねぇかい?」
元親は壁にかかっていた燭台を手に取ると、蝋燭へと火を点けた。
幸村も同様に、他の燭台を手に取った。
薄暗かった室内が、淡い光に包まれる。
「なんだか冷えるしよぉ、囲炉裏のある場所がgoodなんだが・・・。」
政宗が肌寒そうに腕をさすった。
確かに、日が落ちた所為なのか、寒く感じる。
「だが、囲炉裏のあり、鍵のかかる場所は今のところなきぞ。」
毛利は鍵の束を確認する。
「もうちょっと探索するでござるか・・・。」
幸村の言葉に、そうだな、と政宗が頷いた。
「・・・そうぞ、気になる場所がある。ついて来い。」
毛利は皆の返答を聞かず、扉を開ける。
「・・・相変わらずだな、てめぇは・・・。」
元親の呆れる声は無視である。
そして、4人は4階のればーのある部屋へと来た。
「よし、長曾我部。ればーを一番上へ上げるのだ。」
「おい、なんでお前らはそんなに離れてやがんだ!」
元親がればーの前から、1尺半(4.5m)程離れた場所の3人へと怒鳴る。
「頑張るでござるよ!長曾我部殿!」
幸村は無邪気に応援をする。
「・・・くそっ。」
元親は仕方なさそうに一番下にあったればーを一番上に上げた。
ガコンッ
何か音がした。
「!屈め!長曾我部!」
政宗の言葉に、元親が素早く反応した。
途端、元親の頭上を槍が通り過ぎ、反対側の壁へと突き刺さった。
「・・・よし、次は真ん中ぞ。」
毛利は次の指示を元親に出した。
「・・・おい、毛利。てめぇはマジで殺されてぇようだなぁ、おい・・・。」
さすがの元親もこれには怒り心頭の様だ。
碇槍を毛利へと突き出す。
「落ち着いて下され、長曾我部殿!今度は拙者が行いますゆえ!!」
幸村が慌てて、元親を羽交い絞めにし、抑えつける。
「放せ、真田!今日と言う今日こそあいつを殺す!」
「ふん、貴様などに我が殺せるか。」
「ほぅ、鬼の怖さを知りてぇようだな・・・。」
毛利が火に油を注ぐと、さらに元親の殺気が強くなった。
「本当に、落ち着いてくだされー!!」
止める幸村も必至だ。
「Aii light.All light.俺がやるぜ。」
政宗がため息をつき、ればーへと近づき、躊躇なく真ん中へと動かした。
再び、ガコッ、と音がした。
そして・・・

ガンッ

毛利の頭に何かが直撃した。
「・・・・・・。」
なんか地味に痛かった。
皆に痛がっている様子など見せたくなく、毛利は拳を握り、耐える。
「・・・えーと、鍵でござるな。」
幸村がアハハ・・・と笑う。
「よ、避けろよ・・・。」
幸村の拘束から解かれた元親は腹を抱えて、笑いを堪えている。
「あー、毛利、大丈夫か?」
政宗は苦笑いをし、毛利へと近づく。
そして、輪刀を持っている手を抑えつけてきた。
「あんたも長曾我部をからかいやがったんだから、これでevenだ。」
「・・・くっ!」
毛利は政宗の手を振り払い、鍵を拾った。
鍵の札には、2階南東居間、と書かれていた。
「行くぞ!」
毛利は足音高く、部屋を出た。
 

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