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注意!

戦国BASARAだよ!
BASARA歴1ヶ月ちょっとが書いてるよ。
キャラがおかしいよ。
へ・た・鬼のパロだよ。
ホラー・グロ要素満載の予定だよ!

瀬戸内のターン!
アニキは震えてるだけだけど

okって方はつづきから!

P.S.とある鬼との鬼ごっこ、も書きたいなー。

玄関から伸びる廊下は3つ。
台所へ続く右手の廊下。
目の前にある大きな部屋へと続く廊下。
そして、まだ未知の左手の廊下。
毛利は左を選んだ。
左手の廊下には途中で1つ部屋があり、奥で右手へと折れていた。
途中の部屋は例のごとく鍵がかかっていて開かず、切りつけてもびくともしなかった。
仕方なく毛利は奥へと進む。
右へ曲がったところで、毛利の足は止まった。
一番奥に見える引き戸。
そこがほんの少しだけ開いていた。
毛利はその隙間へと視線を送る。

何か大きなものが中で動いていた。

明らかに人よりも大きいそれ。
一体、何なのだろうか。
毛利はその正体を確認するべく、扉へ一歩近づいた。

途端、“その何かと目が合った”

ぞくりと嫌な悪寒が毛利の背筋を駆けあがる。
毛利は息をのみ、そのまま硬直して、何かから目が逸らせなかった。

パタンッ

そして、突如扉が閉まる。
呪縛から解かれたように、毛利の体の緊張が解けていく。
緩む体を支えるため、思わず壁に手をつく。
「・・・我が恐怖した・・・?」
そんな事、ありえるはずがない。
しかし、毛利の手は小刻みに震えていた。
「くっ、幽霊など怖れに足りぬ!」
毛利は緩む体を叱咤し、歩き出した。
そして、勢いよく奥の扉を開――――――

ガタッ

「・・・・・・・。」
扉は開かなかった。
「チッ・・・。」
毛利は舌打ちをし、扉から手を離した。
開かなかった。開かなくてよかった。
そう思ってしまった自分にイラついた。
毛利は踵を返し、他の場所を探索しようと歩き出した。
すぐ近くにあった扉は厠へ出るものだった。
扉を出ると狭い路地になっており、小さな庭へと続いていた。
庭には僅かに植えられた花と厠、そして、井戸があった。
周りには高い柵があり、だが、飛び越えられそうな高さであった。
試しに毛利は石を塀の向こうへと投げた。
カツンッ
石は不可視の壁にぶつかり、跳ね返ってきた。
「・・・ふん、ここからも出られぬか・・・。」
毛利は不機嫌そうに庭を後にした。
もう1階には何もなさそうだったので、毛利は2階へと上がる。
そして、階段前の部屋に入ると・・・。

何かの気配がした。

詳しく気配を探ると、その気配は押入れから感じた。
輪刀を握る手に力を入れ、毛利はゆっくりと押入れに近づいていく。
そして、一気に押入れを開いた。

「・・・・・・・・・・・。」

出てきたのは膝を抱えた元親だった。
「ガタガタガタガタガタガタガタガタ。」
そして、震えている。
毛利は無言で元親をバシッとはたいた。
しかし、まだ震えている。
今度は拳で殴る。
しかし、まだ震えている。
「・・・水でもかけてやれば正気に戻るか?」
毛利はやれやれとため息をつき、静かに押入れを閉めた。
「水は・・・あそこか。」
台所、そこに井戸があったはずだ。

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