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注意!

戦国BASARAだよ。
BASARA歴1ヶ月ちょっとが書いてるよ。
絶対にキャラがおかしいよ。
ヘ・タ・鬼のパロだよ。
ホラー・グロ要素満載の予定だよ。

毛利のターン!

OKって人は続きから!

「中は思ったよりも綺麗でござるな。」
玄関から奥の様子を幸村は覗きこむ。
綺麗といっても廊下には薄らと埃が積っていた。
だが、長年放置されているはずの屋敷にしては綺麗すぎる。
「お、おい。もう帰らねーか?」
元親が引き攣った笑顔とともに言う。
そわそわと辺りを見回し、落ち着かない様子だ。
「なんだぁ、長曾我部。Are you scary?」
それを政宗が面白そうにからかった時――――

カシャンッ

何かが割れる音が聞こえた。
「!」
元親の体が大きく震えた。
「や、やっぱり帰ろうぜ。なぁ!」
そんな元親の怯え様に、毛利はため息をつく。
「馬鹿馬鹿しい。幽霊などでなぜ怖がる。」
毛利はそう言い、靴を脱がずに上がり、音の方へと向かった。
「おい、毛利。気をつけろよ。」
誰もついてくる様子はなく、政宗がそう声をかけてきた。
「ふん、分かっておる。」
毛利は一応そう返事をし、屋敷の奥へと向かった。
音が聞こえたのは屋敷の右手。
見える範囲では二つの部屋がありそうだった。
右側に並ぶ縁側へと障子は無視して、毛利は左側唯一の障子へと手をかけた。
しかし、障子はピクリともせず、開かない。
よくよく見ると、鍵穴があり、鍵がかかっているようだ。
(・・・?)
珍しい作りの障子に疑問を持ったが、毛利はそこを後にした。
武器を使えば簡単に開くだろうが、面倒だ。
毛利は廊下の奥に見えるもう一つの障子へと向かった。
そこには鍵がかかっておらず、簡単に開いた。
中は広い居間と台所であった。
居間は真ん中に囲炉裏と座布団が置いてあるだけで、何の変哲もなかった。
異常を見つけたのは台所だ。
「皿が割れておる・・・。」
流しの横あたりで、皿が一枚割れていた。
音の原因はこれだったのだろう。
だが――――
「誰が割った・・・?」
この屋敷には誰も住んでいないはずだ。
すなわち、この屋敷に居るのは毛利達4人のみ。
だが、4人全員がいる場で割れた皿。
「他に誰かおるやもしれんな。」
毛利達みたいに野次馬に来た者か、あるいは、暗殺をしに来た忍びか。
「それか、幽霊か・・・。」
自分の言葉に馬鹿馬鹿しいと鼻で笑い、台所を後にした。
障子を開け、部屋の外へ出ると、何か違和感を感じた。
「あぁ、静かすぎるな。」
あの3人にしては声一つ聞こえないとは珍しい。
「・・・よもや・・・。」
毛利は嫌な予感に少し速足で玄関へと向かえば、そこには―――誰もいなかった。
「我を置いて帰りおったか、あやつら・・・。」
絶対に仕置きをすると誓い、毛利は玄関の扉を開けようとした。
しかし、扉はビクリとも動かない。
「・・・・・・・。」
毛利は無言で輪刀を出し、扉へと切りつけた。
ガッ
「なっ・・・。」
木でできているはずの扉が刀を弾いたのだ。
「なんだ、この扉は・・・。」
毛利は驚きながらも冷静に扉を観察する。
すると、鍵穴を見つけた。
「なぜ、こちら側に鍵穴が・・・。」
普通は外側にあるはずの鍵穴。
これでは、外の者を家に入れないようにするのではなく、中の者を家から出れないようにしてしまう。
「閉じ込められたか・・・。」
毛利は舌打ちをすると、他の出入り口を探すため、家の奥へと向かった。

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